ブックメーカーに副業として取り組む。欧米では日本の競馬や競艇のようなギャンブルとして広く一般の人々に楽しまれているこの文化が、
なぜだか日本では今、副業、正しい方法を身につければ「確実に」稼げる投資法として注目を浴び始めている。
都市部では投資に興味のある素人を集めて熱心にブックメーカー投資について語るセミナーなども開催されているようだ。

投資としてのブックメーカーとは

多くのブックメーカーを紹介しているサイトではたしかにブックメーカーのギャンブルとして還元率は95%とも言われているほど勝ちやすい、つまり稼ぎやすいものらしい。
しかし、この数字だけみると5%のマイナスになっていることが分かるだろう。
そもそもギャンブルは最終的には胴元が勝つ仕組みで作られていて、ほとんどのプレーヤーは「負ける」ことが宿命づけられている。
その中で投資として利益を生み出していくのは容易なことではない。

投資ビジネスへの疑念

単純に考えてほしい。果たして本当にブックメーカー投資というものが存在し、「確実に」稼げるものであれば多額の広告費を払って会員を集め、セミナーを開いたり高額な情報商材を売るという資金を動かすことにリスクの伴う「対人間」ビジネスを行う必要があるのだろうか?

本当に稼げるのであればひたすら大量の資金を自ら個人や会社としてブックメーカー業者に投資して利益を上げ続ければいいのではないか。
ここに投資ビジネスへの疑念が生まれることは明白であり多くの人もちょっと深く考えてみることで理解できるはずである。

自ら考え挑戦する勇気

ここまでブックメーカー投資に関する現代日本の状況や疑念を簡単にまとめてきたが、
しかし実際に筆者はブックメーカー投資の講座やセミナーに参加したわけではないから真偽のほどは分かるものではない。
さらに人間というものはもともと自らの失敗を周囲に公言できるような生き物ではないから「だまされれた」「失敗した」という声が広く周知されることは少ない。

結果的に成功者の声だけが世の中に広まっていくことになるし、実は本当にブックメーカーは稼げる投資であってまだまだ注目を浴びる前のブルーオーシャン的な存在なのかもしれない。
つまるところ、結局は自ら考えて挑戦するほかこの疑問を明らかにすることはできないのだ。